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僕らは奇跡でできている 第9話・最終話感想/僕らは出会った人すべてでできている


相河先生→育美の想い


「面白いです」
この一言にすべては集約されているんだろうけど、ちょっと、もどかしいような、でも、人はそんなに急に変わらないことを思えば当然なのか。

山田さんとの
「鮫島先生は?」
「好きです」
「大地くんは?」
「好きです」
「じゃあ、水本先生は?」
「うーーーーーーーーん…」
のくだり、いや、悩む、ひとことで言えないところが、水本先生は他の人と違うんじゃないの!?って思いました。

樫野木先生だって間違ってはいない

最終回で感動したのは、樫野木先生に前回「相河先生を否定することで、何かごまかしていることがあるんじゃない?」ときつ〜い一言を放った鮫島教授が、生徒たちに樫野木先生の言葉を引用して諭したところ。

「やりたいことなんてそう簡単には見つからない。
なのに、やりたいことを探して何だか充実した気分になってしまったり、
やりたいことがない自分なんてだめだと自分を責めてしまう人がいるかもしれない」
それは相河先生を非難するための言葉だったけど、そこには真実もあって。
鮫島教授は、なるほどなと自分は思ったと言って、樫野木先生の考え方だって正解だと示した。

相河先生のあり方が正しい、樫野木先生はまちがってる、そんなことを言いたいドラマじゃないんですよね。
それぞれが、それぞれの持っているものを生かしきる。
それにあたって、時には間違えてしまったり、見えないことがあったりするけど、正解はひとつじゃないから、それぞれが何かになろうとするんじゃなく、そこで精一杯咲けばいいって言いたかったんですよね。

大河原さんはやっぱり…

山田さんはやっぱり母親だった…の次は、大河原さんは架空の存在だったという種明かし。
やっぱりな、という気がしつつも、ずっと優しくて悲しい嘘をつき続けた山田さんを思うと、そっちも嘘は可愛くて、でもそれがまたせつなくて。



終わり方は多少トンデモだったけど、それを差し引いても五つ星のドラマだった。
僕らは出会った人、もの、自然、すべて=奇跡でできている、当たり前のようだけど、忙しい毎日の中で立ち止まらせてくれる、そして癒されるドラマでした。